ホーム

仕訳・出納帳の入力で悩んだら... その2

川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「山吹色の...」

福島「それ、前回やったからもういいです。続きを始めましょう」

川´・_・`リ「......」

福島「前回の質問をもう一度見てみましょう」

1)
通帳から個人的な振込をしたときは、相手科目は事業主貸にしたら良いですか?

2)
奥さんのカードで買った経費になるものの立替金を、カードを使った翌日に、ネットバンクで奥さんの通帳に入れ込みました。

この時の仕訳はどうしたらよいですか?

こんがらがってしまっています。お助けください。


サキ「今回は1番の答えですね」

福島「そうです。サキちゃん、帳簿をつける目的は何でしたっけ?」

サキ「利益を計算するためです」

福島「前回はその話でしたね。今回は、帳簿をつけるもう一つの理由に踏み込みましょう

サキ「もう一つですか??」

福島「1番の質問を見ながら考えてください」

サキ「そうだなー、分からないですラブラブ

福島「ハートでごまかしてもダメです。私には男殺しのテクニックは通じませんよ」

川´・_・`リ「......今日は厳しいですねむっ


福島「2つめの目的は、お金の動きを把握することです

サキ「1番の仕訳は、お金の動きを把握するために必要なんですね」

福島「そうです。お仕事用の通帳残高と預金出納帳は、金額をきっちり合わせないといけませんから」

サキ「だから1番も仕訳が必要なんですね」

福島「そういうことです。では、仕訳は??」

川´・_・`リつ「1万円の振込で、振込手数料210円なら、これでいいですか?」

 事業主貸/預金 10,210

福島「OKです!」

サキ「やったー!」


福島「このように、大元の目的からたどっていくと、仕訳が見えてきます」

サキ「利益の計算、お金の動き、どちらかのために仕訳をつくるのですね?

福島「そういうことです。大体は両方いっぺんに一つの仕訳で表現することが多いですね」

サキ「そうか。通帳から仕入代金を振り込むとか、両方出てきますね」

福島「でしょ?でも個人事業の場合は、片方しか出ないことがあるから、分かりにくいんです

サキ「そういう時に使うのが「事業主貸」「事業主借」なんですね

福島「サキちゃん、バッチリだねー!」

川`・д・リ「ダテに1年、先生のアシスタントしてません!」

※確定申告入門ブログ クラシック 2011.5.3 初出分を、加筆修正しました。

仕訳・出納帳の入力で悩んだら... その1

※※確定申告入門ブログ クラシック 2011.4.25 初出分を、加筆修正しました。

当時は夜の投稿だったので、夜という設定で書いていましたが、今回は空気を読まずに早朝にアップです(笑)

--------

川´・_・`リ「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「山吹色のお菓子でございます」

福島「おおーっ、これはこれは、私の好物を。こんな時間に持ってくるとは、そちも悪よのう」

サキ「いえいえ、お代官様には。さあ、一緒に食べましょう。こんな時間にコレを食べた日には...」

福島「我らはそろって太ってしまうのー」

サキ「ハーハッハッハ!」

福島「ってサキちゃん! そのお菓子、山吹色じゃないじゃん!」

川´・_・`リ「でも先生、好きでしょ?」

福島「そりゃそうだけど... さあ、アホな話はコレくらいにして、質問いきましょう」


1)
通帳から個人的な振込をしたときは、相手科目は事業主貸にしたら良いですか?

2)
奥さんのカードで買った経費になるものの立替金を、カードを使った翌日に、ネットバンクで奥さんの通帳に入れ込みました。

この時の仕訳はどうしたらよいですか?

こんがらがってしまっています。お助けください。


福島「今日は、個別の回答より、考え方を優先して答えますね

サキ「めずらしいですね」

福島「はい、この手の質問が増えてきているのは、考え方が分からないのが理由かな?と思いまして

サキ「なるほど」

福島「そもそも、会計ソフトで仕訳とか出納帳を入力する目的って何ですか?

サキ「えーっと、確定申告のためです」

福島「そうですね。もう一歩踏み込んで!」

サキ「利益の計算のため、ですか?」

福島「その通り!ということは、何を入力したらいい?」

サキ「売上とか経費とか...」

福島「そうですね。では2番の仕訳を先に考えてみましょう

サキ「消耗品10,000円、振込手数料210円としたら、こうですか?」

消耗品費 / 預金 10,000
雑費/ 預金 210


福島「その通りです。厳密には210円は経費にならないとも考えられますが、まあいいでしょう」

サキ「でも先生。これだと、自分の通帳でモノを買ったみたいじゃないですか?」

福島「問題ありません。最初に戻りましょう。入力する目的は経費がいくらかを決めるためです

サキ「この方法なら、経費の金額はあっている」

福島「そして、預金の動きも合っていますね」

サキ「そうですね。」


福島「じゃあサキちゃん。2番で、仮に自分から奥さんに振り込まなかったら、どうする?

サキ「えーっと... こうですか?」

消耗品/事業主借 10,000


福島「そうですね。左側(借方)に費用をいれるけど、右側(貸方)にいれる科目がないから、事業主借でつじつまを合わせるのですね」

サキ「先生、アタシいつも、事業主「貸」と事業主「借」がゴッチャになるんですけど...

福島「あ、間違ってもいいです。どっちか片方使ってれば

サキ「いいんですか?」

福島「どっちにしても、税金変わらないから

川´・_・`リ「大雑把ですね」


福島「帳簿を作る目的はもう一つありますが、別の記事にしましょう」

サキ「続きは、この記事です!」


仕入と消耗品が混在する場合

今回の記事は、確定申告入門ブログ クラシック 2010.8.5 初出分を、加筆修正しました。

当時はアメンバー限定だったのですが、今では普通に公開です。

まだ長男が幼かったころですねー

-----

こんにちは。税理士の福島です。

先日、2歳1ヶ月のうちの子が

「パパとママ、二人で仲良くぶどうの皮、むいてますねー」と言っていました。

 ずいぶん長い言葉で状況説明ができるようになったもんだ、と驚きました。

それでは、今日の質問です。


  質問:
  私はアロマセラピーを行っています。

  セラピーで精油を使っているのですが、時々精油自体を販売することもあります。

  セラピー用も販売用も同じものなので、別々に管理はしていません。

  同業者の友人は全額消耗品にしていたら

 「販売があるのに原価がないのはおかしい」とどこかで言われたそうです。


  この場合、精油代はどのようにしたらよいのでしょうか?


 回答、解説:
 厳密に言えば、販売用とセラピー用は別々に管理しなければなりません。

 10個精油を買ってきたなら、2個は販売・8個はセラピー用といった感じです。

 もし1個1,000円なら(本当はいくらなんですかねぇ?適当でごめんなさい)、

 仕入れが2,000円、消耗品が8,000円です。


 販売用が在庫切れなので、セラピー用を販売することもあるでしょう。

 その場合には、消耗品を1,000円マイナスして仕入れを1,000円プラスします。



 でも、そんな面倒なことやってられないですよね。

 そこで、もっとラクな方法を提案します。



 精油を買ってきたときはなんでもかんでも消耗品にしてしまいます。

 つじつま合わせは年末に行ないましょう。

 
 STEP1)原価を把握

 例えば、精油1個を2,000円で販売しているとします。

 この場合、販売代金の50%が原価ですね(2,000円 × 50% = 1,000円)

 1年で販売代金が20,000円(10個売れた)だとします。

 この時、売れた精油に対応する仕入れは20,000×50%=10,000円です。

 そこで年末に消耗品を10,000円マイナスして仕入れを10,000円プラスします。


 もし精油が数種類あって、原価と販売代金の割合がバラバラなら、

「だいたいこのくらい」という割合を決めましょう。

 販売代金にその割合をかけた金額を入れ替えすればよいのです。


 STEP2) 棚卸

 年末の在庫については、販売用は棚卸が必要です。

 在庫全体のうち、販売の割合を計算して、棚卸計上します。

 つまり、年間の購入に対して、販売に当てた割合を計算するのです。

 在庫が5万円だとして、販売割合が20%なら、販売用在庫は

 5万円×20%=1万円です。


 仕訳は:商品/期末商品棚卸高 です。

 翌年のアタマに:期首商品棚卸高/商品として、翌年の経費にします。

 
金額を適当に書きましたが、

本当に販売用在庫が1万円程度でしたら、わざわざこんなことしなくても良い気はします。

10万とか100万とかの規模だったら、真面目にやらないと利益(税金)操作になりかねませんが。



Return to page top