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仕入と消耗品が混在する場合

今回の記事は、確定申告入門ブログ クラシック 2010.8.5 初出分を、加筆修正しました。

当時はアメンバー限定だったのですが、今では普通に公開です。

まだ長男が幼かったころですねー

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こんにちは。税理士の福島です。

先日、2歳1ヶ月のうちの子が

「パパとママ、二人で仲良くぶどうの皮、むいてますねー」と言っていました。

 ずいぶん長い言葉で状況説明ができるようになったもんだ、と驚きました。

それでは、今日の質問です。


  質問:
  私はアロマセラピーを行っています。

  セラピーで精油を使っているのですが、時々精油自体を販売することもあります。

  セラピー用も販売用も同じものなので、別々に管理はしていません。

  同業者の友人は全額消耗品にしていたら

 「販売があるのに原価がないのはおかしい」とどこかで言われたそうです。


  この場合、精油代はどのようにしたらよいのでしょうか?


 回答、解説:
 厳密に言えば、販売用とセラピー用は別々に管理しなければなりません。

 10個精油を買ってきたなら、2個は販売・8個はセラピー用といった感じです。

 もし1個1,000円なら(本当はいくらなんですかねぇ?適当でごめんなさい)、

 仕入れが2,000円、消耗品が8,000円です。


 販売用が在庫切れなので、セラピー用を販売することもあるでしょう。

 その場合には、消耗品を1,000円マイナスして仕入れを1,000円プラスします。



 でも、そんな面倒なことやってられないですよね。

 そこで、もっとラクな方法を提案します。



 精油を買ってきたときはなんでもかんでも消耗品にしてしまいます。

 つじつま合わせは年末に行ないましょう。

 
 STEP1)原価を把握

 例えば、精油1個を2,000円で販売しているとします。

 この場合、販売代金の50%が原価ですね(2,000円 × 50% = 1,000円)

 1年で販売代金が20,000円(10個売れた)だとします。

 この時、売れた精油に対応する仕入れは20,000×50%=10,000円です。

 そこで年末に消耗品を10,000円マイナスして仕入れを10,000円プラスします。


 もし精油が数種類あって、原価と販売代金の割合がバラバラなら、

「だいたいこのくらい」という割合を決めましょう。

 販売代金にその割合をかけた金額を入れ替えすればよいのです。


 STEP2) 棚卸

 年末の在庫については、販売用は棚卸が必要です。

 在庫全体のうち、販売の割合を計算して、棚卸計上します。

 つまり、年間の購入に対して、販売に当てた割合を計算するのです。

 在庫が5万円だとして、販売割合が20%なら、販売用在庫は

 5万円×20%=1万円です。


 仕訳は:商品/期末商品棚卸高 です。

 翌年のアタマに:期首商品棚卸高/商品として、翌年の経費にします。

 
金額を適当に書きましたが、

本当に販売用在庫が1万円程度でしたら、わざわざこんなことしなくても良い気はします。

10万とか100万とかの規模だったら、真面目にやらないと利益(税金)操作になりかねませんが。



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